ご挨拶

謹啓

京都府の最西端に位置する旭の小さな入り江は、室町時代より天然の良港として、周辺一帯で取れた年貢米・特産物を大坂(大阪)に向かう千石船(北前船)に積み込む海運の拠点として繁栄しました。

物流手段が海から陸へとかわった現在は小さな漁村で、私もまた現役の漁師です。

春から秋にかけてはワカメ漁・刺し網漁・夜に電灯を灯した小舟で磯際を回り、光に寄って来るアゴ(トビウオ)を網ですくうアゴすくい漁・一本釣り漁・舟の上から箱メガネを覗いてサザエ、アワビなどを獲る磯見漁、日本海に高波が続く冬には、波穏やかな久美浜湾でカキ・丹後とり貝の養殖をしております。

当館は、昭和40年代初め、まだ道路事情が悪く、自動車での移動に時間がかかっていた頃、遠方より釣りにお越しになるお客様にゆっくりと釣りを楽しんでいただくため、民家の一部を客室とした小さな釣り宿としてスタートしました。

海と山に囲まれ、他には何もない田舎宿ですが、久美浜湾での釣りと日本海の荒磯を巡るシーカヤックツアー・海水浴などのマリンレジャーの拠点として、また、四季折々の新鮮な海の幸を味わう味覚の宿として、様々な形の「海の恵み」をご用意して皆様のお越しをお待ちしております。

                                                   主人敬白